歯科検診🌸🦷
2025年4月30日
こんにちは!歯科衛生士の成田です。
学校や歯科の検診の時に歯医者の先生がお口の中を見ながらシー や マル等の記号や英語等を言っているのを耳にしてどういう意味なんだろう?と思ったことはありますでしょうか?🤔
実はそれらにはちゃんと意味があります⸜💡⸝
記号や英語の種類と意味
○(マル):治療済みの歯 もしくは現在治療中の歯
× (バツ):注意が必要な乳歯 通称要注意乳歯
△ (サンカク):喪失した歯 何らかの理由で永久歯が抜けてしまった歯
/ (斜線) :健康な歯
数字やアルファベット:歯の位置を表すもので、数字1~8で表されるものが永久歯
アルファベットA~Eで表されるものが乳歯
また、よく歯科検診で聞くC(シー)という言葉は Caries (虫歯)を意味します。
Caries(虫歯)には虫歯の進行具合を表すのにCの次にアルファベットや数字で表します。
C1(う蝕症第1度):虫歯菌がエナメル質のみに存在しており自覚症状はほとんどないもの
う蝕は、歯科医学の用語であり虫歯と意味は同じ
C2(う蝕症第2度):虫歯菌がエナメル質を超えて象牙質まで進行しており歯髄まで及んでいないもの
冷たいものや甘いものに刺激を感じることがある
C3(う蝕症第3度):虫歯菌が象牙質を越え歯髄(歯の神経)にまで達しているもの
温かいものに刺激を感じることがある 歯がズキズキ痛む
C4(う蝕症第4度):虫歯がさらに進行し歯冠のほとんどが崩壊し残根状態になっているもの
この段階では激しい痛みは治まる
上記以外にも
CO(シーオー):虫歯の初期病変の徴候(白濁、白斑、褐色斑)が認められその経過を観察する必要がある歯
COのOは、観察を意味するObservationを指す
歯科の検診で使われる記号や英語には、それぞれ特有の意味があります。これらを理解することで、自分の歯の健康状態をよりよく把握することができる事があると思います。
定期的な検診を受け、健康な口腔環境を維持しましょう!🪥