むし歯予防に使うフッ素について☘️
2025年5月15日
こんにちは。千住大橋歯科 歯科医師の青木です。
むし歯の予防で使っている「フッ素」について今日はお話しします😀
フッ素は自然界にもある物質です。
自然界では他の元素と化学結合し、「フッ化物」として地殻、土壌、海水、大気中に存在します⛰️🌊
濃度の違いこそありますが、地球上のすべての食べ物や飲み物には必ずフッ化物が含まれています🍵
このフッ化物は歯の表面や結晶周辺に存在し、歯が酸で溶けてしまうのを抑制し、歯を修復させる作用を促進します🦷
また口腔細菌🦠の酸産生を抑制する効果もあります。
ただし、お口の中・唾液中のフッ化物濃度はごく微量であり、この効果を発揮させるにはとても量が足りません。そのためには、お口の中にフッ化物を追加する必要があります。
ここから、日本で用いられているフッ化物の局所応用法(歯の表面に直接作用させる方法)を3つ紹介致します。
本院で用いている商品ならびに方法です!👋
①フッ化物配合歯磨剤
ご家庭でフッ化物が入っている歯磨き粉で歯を磨くことです。🪥
2020年のデータでは、日本のフッ化物配合歯磨剤の市場占有率(シェア)は歯磨き粉全体の92%と非常に高く、ほとんどの歯磨き粉に「フッ化物」が入っております。
②フッ化物洗口
ご家庭や学校でフッ化物の入った洗口剤をコップに入れ、ブクブクうがいをします。🚰
ブクブクうがいが出来る年齢になってから行うことが推奨されています。☺️
③フッ化物歯面塗布
フッ化物の入った薬剤を歯に塗ります。🦷
こちらは歯科医院の診療室でのみ取り扱いとなります。①②より高濃度のものを用います。
本院では歯ブラシで直接歯に塗るタイプではなく、トレーに泡の薬剤を載せてトレーごとお口の中に入れます!
トレーを使用することで、唾液によってフッ化物がすぐに流れてしまうことがなく、より長くフッ化物が保持されます。
泡の味は5種類あります!☺️
イチゴ・ぶどう・スイカ・ケーキ・ミントの5種類で、お子様には特に「ぶどう🍇」が人気です。
この泡を入れたあとは、フッ化物の効果をしっかり効かせるために30分飲食を控えてもらいます☝️
以上3つが、フッ化物を歯の表面に直接作用させる方法でした😉
予防のために「フッ素」に興味のある方、お子様に使ってみようかなとお考えの方、お気軽に当院までご相談ください!
一緒にむし歯を予防していきましょう!😃