フッ素って??
2022年4月16日
はじめまして、歯科助手の相内と申します。
虫歯予防などで有名なフッ素ですが、結局フッ素とはなんなのか、実際の効果はどのようなものなのか、あまり知られてはないですよね。
私も歯科医院で働く前は名前となんとなく歯にいいということしか知りませんでした…😔
今回はそんなフッ素についてお話したいと思います☝️
歯科で使われているフッ素は厳密にはフッ化物と呼ばれるフッ素と他の元素などから構成される化合物のことになります。(今回のブログではフッ化物のことをフッ素と呼ばせていただきます。)
フッ素の働きとは…?
1 .歯の再石灰化
フッ素が唾液中のリンやカルシウムイオンとくっついて歯を硬くしてくれます。
2 .歯を強くする
歯の表面のエナメル質を酸へ溶けにくくし、虫歯への抵抗力を高めます。
3 .酸が作られにくくなる
虫歯を引き起こす細菌の力を弱くして、虫歯の原因となる酸がつくられるのを抑えます。
4 .汚れが付きにくくなる
フッ素を定期的に塗ることで、歯に汚れが付きにくくなります。
フッ素は主に
・歯科医院で塗る
・洗口液
・フッ素入り歯磨き粉
などから取り入れることができます。
医院でできるフッ素塗布は歯が生えてきたら定期的に塗布する事がおすすめです。
しかし、残念ながらフッ素を塗ったからといって虫歯にならないわけではありません。
虫歯の予防には定期的な歯科検診に来ていただくことも重要となります👩⚕️🦷
痛みがなくても虫歯になっている場合がございます。是非定期的な検診にいらしてくださいね✨
唾液の大切さについて
2022年3月29日
こんにちは。皆さんは唾液の作用についてご存じですか?
唾液は健康な成人で一日1.0~1.5リットル分泌されると言われています。
子どもでは、5ヶ月頃から次第に増えて1歳くらいで100-150mlくらいになり、3歳頃になると唾液の量はかなり増えてきます。
また個人差があり、季節・年齢・性別・身体状況・服用薬剤などによって変わっていきます。
唾液の分泌には、刺激などなくても分泌される安静時唾液と食事などの刺激により分泌される刺激唾液があり、常に口腔内を湿潤しています。
唾液の作用には
①洗浄作用
②歯の保護作用
③歯の再石灰化作用
④免疫作用
⑤緩衝作用
⑥抗菌作用
などがあります。口腔のみならず身体が正常な機能を発揮するため無くてはなりません。
病気や加齢などにより唾液分泌が低下すると嚥下障害・咀嚼障害・発音障害・味覚障害などがおこります。さらに口腔乾燥や唾液分泌低下により自浄作用が低下すると、口腔内に食物残渣などが長期間残留するため、虫歯や歯周疾患が非常に発症しやすくなります。
唾液の重要性について書いてきましたが、唾液が減ってしまったら増えることはないのか?
そんなことはありません!
日常生活の工夫によって唾液の分泌を促すことができます。
①よく噛んで食べる
噛むことが刺激となって唾液の分泌が促されます。
②リラックスして過ごす
食事や寝る時間がバラバラで、自律神経のバランスが崩れると、唾液の分泌に影響します。規則正しいリズムで生活することが大切です。
③水分をしっかりとる。
唾液のもとになる体の水分が不足しないよう気を付けましょう。
④唾液腺のマッサージをする
唾液腺を外からマッサージすることで、唾液の流れが良くなります。
YouTubeなどに解説動画を出している方がいらっしゃるので参考にしてみるといいと思います。
作戦をたてる
2022年3月19日
こんにちは。歯科衛生士の長谷川です。
今日はむし歯になりにくくなるコツの話。
むし歯になりにくくなるコツは
自分の弱い部分を知っておくことです。
弱みがどこなのかを知ることができれば
そこを守る行動をすると良いのです。
それが『予防する』ということです。
国語の成績が悪い。
対応するにはまずは分析です。
古文が苦手なのか、
漢字の読み書きが苦手なのか。
文法ができないのか。読解か。
弱みを知ることで、勉強法が決まります。
つまりは
作戦を立てることができますね。
むし歯の予防も似たように考えれば良いのです。
まずは分析。
何が原因なのか。
どこに気をつけるのか。
漢字の読み書きできないのが
点数が上がらない原因なら
漢字の読み書きを必死でする。
なのに
分析もせずに勉強するのは効率が悪い。
弱いところを知る。
むし歯の予防も同じです。
唾液を調べると弱点がわかります。
当院では唾液検査を行なっています。
自分の弱みを知りましょう。
そうすれば、
むし歯になりにくくするための作戦を一緒に立てることができます。
口腔内湿度
2022年2月28日
乾燥する日々が続いています。
室内の適切な湿度は40〜60%と言われています。
では、口の中の湿度はどのくらいでしょうか。
口の中の湿度は一般的に78〜94%です。
基本的に口は閉じていて、唾液が分泌されるために、室内と比較すると湿度は高くなっています。
湿度が60%以上あると細菌やカビが繁殖しやすい環境となります。
それは室内だけでなく、口の中も同じです。
しかし、口の中の湿度は減らす事ができません。
ですが、口の中(歯)に付着している細菌やカビの数を減らす事はできます。
そのためには、洗口剤の使用や適切な歯磨きが必要です。
また、セルフケアが不十分なところを、歯科医院で専用の機械や器具により、除去させていただくと、もっと効果的です。
何か困った事があれば、ぜひ相談してください。
新メニュー✨リップエステ👄
2022年2月11日
こんにちは!歯科助手の金子です😊
まだまだ乾燥の季節ですね。
またマスクをしていると、擦れてかゆみや乾燥を引き起こしてしまいます。
例年より気になる方は多いのではないでしょうか。
皆様なにか対策はされていますか?
千住大橋歯科では、お口の中だけではなく、お口の外でも何か皆様のお役にたてないかと思い、昨年からリップエステの研修を受けたり、準備をしていました✨
そのリップエステが、年明けからスタートしています😊
なので今回はリップエステについてご紹介させてください!
まず、唇はバリア機能が低く、非常に乾燥しやすい部位です。
それに伴い、話をしたり飲食したり日常での摩擦も受けやすく、さまざまな理由で乾燥したり、加齢によりくすみ、縦じわなども目立ってきます。
普段保湿をしていても…踵と同じように、角質をとらなければいつまでも潤ってきてくれません。
リップエステでは、汚れを落とし、マッサージによって角質を落としたり、血行を良くしてから保湿成分の高いオーガニックの美容液で保湿します😊
効果は、
①リップクリームの持ちがよくなる
②ふっくらとしたうるおいのある唇になる
③縦じわがとれる
④血色が良くなり、顔色が明るく見える
⑤血行が促進され、顔のむくみの解消
などがあります!
またリラクゼーション効果もあるので
唇にお悩みがなくても、普段忙しい方にもおすすめです✨
治療やクリーニングの前後に20分ほどでできて、今ならキャンペーンで3300円が半額の1650円になっていますのでぜひ皆様お試しください😊(※初回のみ有効です)
歯科衛生士さんの力
2022年1月31日
こんにちは!歯科助手の森井です。
まだ寒さが抜けず、体調を崩しやすい時期だと思いますが、皆様いかがおすごしでしょうか?
今日は、私のお友達のお話を少しさせていただけたらと思います🗣
私の仲のいい友人がいるのですが、その子は今まで虫歯になったことがないそうなんです。
すごいことですよね✨小さい頃から定期的に歯医者に行って歯科衛生士さんにフッ素や歯磨きの指導を受けていたとのことでした。
歯科衛生士さんは予防の専門家、虫歯にならない口腔内の環境づくりをしてくれるとっても大切な存在なんです!
虫歯になっても治療をすることはできますが、できれば虫歯にならず健康な白い自分の歯でいたいですよね。
そのためには、フッ素を年齢に合わせて塗ることで虫歯に負けない強い歯を作ったり、
普段の歯磨きで取りきれない歯石や歯垢の掃除をしてもらったり、どんな歯磨きの仕方がよいか、どの歯ブラシ・歯磨き粉が良いかなどの指導をしてもらったり、これらを定期的にみて予防してもらうことが大切なんだと思います。
そうすることによって、普段から自分でも予防をすることができますし、それでもできないところを歯科衛生士さんに手伝ってもらうようにすれば虫歯リスクはかなり減るのではないでしょうか?
歯医者に行くことはなかなか気が進まないことだと思います。
ですが、虫歯になって痛い思いをしたり、歯周病になって歯を失うよりは、定期的に来て診て予防・指導してもらうだけの方がいいとは思いませんか?
まずは一度歯科衛生士さんに診てもらいましょう😊
歯が無くなると…
2022年1月15日
あけましておめでとうございます🐯
本年も千住大橋歯科をよろしくお願い致します🎍
突然ですが、みなさんは歯を1本なくしてしまうとどのような影響があるかご存知でしょうか?
1本なくなったぐらいでは、残り27本もあるしあんまり変化はないんじゃないかなぁと思っていませんか?
たった1本でも奥歯を失ってしまうと、ご飯を食べる能力(咀嚼能力)が有意に低下してしまうということが近年の研究で明らかにされています😔
また、歯は空間に向かって動く性質があります。お隣の歯や噛み合う歯がなくなってしまうとその空間に向けて伸びていったり倒れたりしてしまうのです。
たった1本なくなっただけでも歯の位置が変わり歯並びが悪くなったり噛み合わせがおかしくなる原因になるのです。
一度失うと元には戻らない歯は、1本100万円の価値があるとされています。
いくつになっても美味しいご飯が食べられるよう、大事な歯を1本でも多く歯を残すために日頃から歯科医院を受診してお口の健康管理に努めましょう!🦷
2021年もありがとうございました
2021年12月28日
院長の三上です。
2021年も地域の皆様のお陰で充実した日々を送らせて頂き誠に有難うございました。あっという間の一年でした。
医院内の出来事では新しいスタッフが次々と入社した一年でもありました。
新入社員が入る度に思う事は、どの業種の方も共通だとは思いますが「どう教育していくか」悩みますよね。
因みに、、、私はブログを書く意味の一つに教育が含まれています。
今まで何となく知っていた知識を、友人や家族に披露していたが、、、いざそれを他人に伝えたり、受験生に教えたりする際は、その知識が本当に正しいものなのか慌てて調べる事も多いですよね。
私は質問される機会が多いのでいつもそんなことばかりです汗
ブログは、不特定多数に読まれるものですから間違った内容は書けません。キチンと調べ、それが正しいか確認してから載せます。
これを反復する事で、不適当な意見を発言を避け、適当な意見を発言出来る人に育てられたら良いなぁと思っています。
補足、、、「適当」の意味は相応しい・丁度良いという意味と、いい加減という意味の2つがあるようです。勿論、今回は前者の意味で使用してますよ笑
また来年もよろしくお願いします。
〜歯茎からの出血〜
2021年11月15日
歯科助手の雨宮です😊
歯磨きをしていると
歯茎から出血する事はありますか?🪥🩸
お口の中に残った菌が原因で
歯茎が腫れて充血してしまい、
そして歯磨きをする事で出血してしまいます。
力が強すぎたりなどの理由もありますが
もしかしたら歯周病のサインかもしれません。
血が出てるからあまり触らない方がいいのかな?
と思いますが、
それで歯磨きを避けてしまうと
菌がどんどん溜まってしまい
さらに症状が悪化する可能性があります😭
歯周病が悪化すると
歯を支えている骨が溶けてしまい、
その結果歯が抜けてしまいます。
溶けてしまった骨を治すのは
とても難しいです💦
今残っている歯が一本でも多く残せるよう
出来ることからやっていきましょう🦷🪥✨
スタッフ一同でサポートさせていただきます☺️✨
みなさん、食いしばりしてますか?
2021年11月4日
歯科医師の田中です。
みなさん、食いしばりしてますか?
就寝中や何かに集中や緊張している時、歯をくいしばっていませんか?
食いしばりでの負荷は体重の約2倍と言われています。
長時間大きな負担がかかると、歯が削れ知覚過敏となり、顎の痛みなどの症状を引き起こしてしまいます。
被せ物や詰め物をしている歯も傷み、ヒビが入ってしまうケースもあります。
また、歯の周囲組織にも影響を及ぼすため、歯周病を誘発する事もあり、想像以上にお口の健康に及ぼす影響は大きいのです。
起床時にあごの関節が痛かったり、肩こり、こめかみあたりの頭痛などがある場合には食いしばりをしている可能性があります。
では、なぜくいしばってしまうのでしょうか?
・ストレス:最も有力な原因はストレスです。食いしばりはストレスによる動作の一つと考えられ、動作を行う事でストレスを発散していると言われています。
・習慣:スポーツ選手や力仕事をなさる方は瞬発的に食いしばりが習慣化してしまっています。
・噛み合わせ:咬合の不具合や顎関節症などの顎に異変をきたしている場合に食いしばりが起きる事があります。
食いしばりは科学的根拠に基づいた原因の解明が立証されておりません。
よって、食いしばりを完全に治す方法はありませんが、緩和予防することは可能です。
その方法の一つに、日中では食いしばらないよう常に意識して体に思い込ませる事や夜間はマウスピースの装着という方法などもあります。
何かとストレスの多い世の中です、お口の健康に不安を抱えていらっしゃる方はお気軽にお問い合わせ下さい。